奏未のママ'sライフ

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切迫流産&切迫早産 体験談

 ※2019年9月加筆・修正

 

こんにちは、奏未です!

 
まだまだ絶賛つわり中……。
 
つわりは仕方ないですが、私が今後最も気をつけたいのが切迫流産&切迫早産
 
実は第1子のときに両方経験済み……。
 
これになると何もできなくなりますからね……。
 
ということで、今回は簡単に切迫流産&切迫早産について説明してみたいと思います。
 

 

 

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切迫流産&切迫早産とは?

その名の通り、流産・早産が切迫している状態をさします。
 
切迫とは、非常に差し迫っているという意味ですね。
 
なので、
切迫流産=今にも流産しそうな状態
切迫早産=今にも早産しそうな状態
ということです。
 

切迫流産と切迫早産の違いは?

まず流産と早産の違いは……
流産=妊娠22週未満に何らかの原因で妊娠が終了してしまうこと
早産=妊娠22週~37週未満に何らかの原因で出産をむかえてしまうこと
 
一見すると妊娠週数だけの違いのように思えますが、大きな違いがあります。
 
流産は残念ながら赤ちゃんが亡くなってしまうことがほとんどだそうです。
 
早産の時期だと助かる可能性が週数を重ねるごとに高くなっていきます。
 
ただ、早産の時期はまだ赤ちゃんが外の環境で生きていくための機能が整っていない状態です。
 
赤ちゃんの負担をなるべく減らすには、 お母さんのお腹で37週まで育てる必要があります。 
 

切迫流産&切迫早産って何で判断するの?

子宮頸管の長さがポイントになります。
 
子宮頸管とは、子宮から赤ちゃんが出てこないように押さえている扉のようなものです。
外からのバイ菌を防ぐ役割もあるそうです。
 
子宮頸管は平均して4cm。
 
医療機関によりますが、私は3cmくらいで切迫流産と診断されました。
 

 

私の切迫流産・切迫早産体験

切迫流産

私は妊娠10週(3カ月)で子宮頸管が3cmしかありませんでした。
 
切迫は基本的に体(特に腹筋)を動かすと進みます。
 
担当医の方に 「立っているときに10、座っているときに6、寝ていると0の負担が体にかかっていると考えて」と言われました。
 
(そう言われてみると、私は塾講師なので仕事中は立っていることが多いですし、声も出すから腹筋もよく使っていました。)
 
(担当医)「とはいえ、まだ妊娠10週で出産まで先は長く、これからずっと部屋にこもりっきりというのもストレスがたまってしまいます。一旦薬を飲みながら仕事をして様子をみていきましょう。」という診断でした。
 
飲み薬は ウテメリンというものでした。
 ※薬については後で書きます。
 
仕事量を少し減らしつつ、ウテメリンを飲んでいました。
 
通常、この時期だと4週間に1度のペースで妊婦健診をするのですが、私は毎週通院して子宮頸管を測っていました。
 
これが地味に、毎週通院という体力的ツラさと子宮頸管が短くなっていないか不安になる精神的ツラさがありました。
 
そんな苦労の甲斐あって、子宮頸管は3cmをキープしていました。
 
1度短くなった子宮頸管が長くなることはほとんどないので、キープできれば万々歳です。
※収縮するので幅はあります。
 
こうして無事(?)安定期を迎え、切迫流産から切迫早産と病名が変わりました。
 

切迫早産

自宅安静
ウテメリンを飲むことと、週1の通院は継続されました。
 
担当医が「子宮頸管が2mm前回より短くなっちゃったね。」ミリ単位で経過観察をしていたので、2mmでそんなに状況が変わってくるものなのか~と繊細さに驚きました。
 
妊娠週数を重ねるうちに、働いて切迫が進むことが怖くなり産休に入る予定日より3カ月近く早くから仕事を休むことにしました。
 
いわゆる 自宅安静です。
 
自宅安静中は、家事以外は横になるようにしていました。
 
本来なら家事もしない方がいいのですが、主人が全く家事ができないので致し方なし。
 
というのもありますが、私は薬の副作用も少なかったし、お腹が張る感覚があまりなく(鈍感?)で体調も悪くなかったので、気持ち的には動きたくて仕方がなかったです。
 
具合が悪くもないのに家で寝ているだけという罪悪感もあったり……。
 
なんだかんだ言って自宅安静って難しいです。
 
子宮頸管は2.5cm~3cmあたりをウロウロしてました。
  
入院
私は妊婦健診をする病院と出産する病院が違いました。
 
33週のときに出産病院で入院するように言われました。
 
その時の子宮頸管は2.7cmでした。
 
病院によって何センチから入院になるかは違うそうですが、私の出産病院では3cm以下で入院を検討するとのことでした。
 
私の場合は
  • まだ33週なので、出産してしまうと赤ちゃんの命にかかわったり、障害が残る可能性が出てくる。
  • 家から病院まで電車で40分かかるため、通院だけで切迫が進むリスクがある。
ということが入院の決め手になりました。
 
入院中はずっと点滴をしていました。
※点滴については後で書きます。
 
点滴は想像以上にツラくて早く家に帰りたかったです。
 
また、シャワーとお手洗いのとき以外が基本的にベッドで寝ているように言われました。
 
食べ物の制限はなかったので、お見舞いのお菓子などを食べてこの時期にだいぶ体重が増えました(笑)
 

飲み薬

切迫流産・切迫早産の薬はいわゆる「張り止め」と言われるものです。
 
張り止めの薬は、陣痛を抑える効果があります。
 
張り止めに薬には何種類かありますが、作用は同じです。
 
人によっては副作用があり、吐き気やめまい、動悸、息切れが出ます。
 
私の場合、最初に少しだけ動悸があったものの徐々に慣れました。
 

点滴

点滴も張り止めの作用があるものです。
 
体に直接薬を入れるので、当然飲む薬よりも効き目があります。
 
そして効き目があるということは副作用も強くなるということです。
 
私は点滴の副作用で熱っぽさがとれないのと、お見舞いに来てくれた人と話しているだけで息切れをしてしまっていました。
 
点滴は1日中ずっとしているので、管に縛られるストレスもありました。
 
 寝返りするのも気をつけなければならないのは地味にツラかったです。
 
さらに、点滴の針の交換……。
 
私は注射が大嫌いなので、針を差し替える度に気分が沈んでいました。
 
針の差し替え周期も病院によって様々ですが、私の病院では5日に1度でした。
 
もちろん、その前に液漏れや肌が腫れるようなことがあれば差し替えです。
 
点滴は最初は腕にしますが、回数を重ねると手の甲、足と針の刺し位置を変えていきます。
 
私は手の甲まで針を刺すことになりました。
 
手の甲は腕よりも痛かったです。
 

おまけ 切迫流産・切迫早産のお金事情

 ご存知の通り、妊娠は病気ではないので保険は適用されません。
自費診療です。
 
しかし、切迫流産・切迫早産は病気扱いとなるので保険が適用され医療費は3割負担となります。
 
とはいえ、張り止めの薬など、普通なら払わなくてもいいお金を払うことになるので仕方ないとはいえ痛い出費です。
 
 
あと、なるほどなぁと思ったのは切迫早産の退院のタイミングについて相談していたときのことです。 
 
実母は「退院して家にいてもどうせすぐ出産になるから、出産するまで入院していてほしい。」と言っていました。
なんて勝手な……。 
 
しかし、病院側は「37週前に退院しないとダメです。」とのこと。
 
なぜなら、37週以降は「早産」ではなく「正産期」となり、「切迫早産」という病気とは認定されなくなるからです。
 
病気ではないということは入院の必要性がなく、そのまま入院していると自費入院となってしまいます。
 
ベッドが空いていて、なおかつ自費入院でよければいてもいいということでしたが、自費と言われるとやはり退院した方がいい気がしますね。
 
 

まとめ

私はまた同じような状況になるのが嫌で妊娠の可能性があるとわかった時点で筋トレとフラフープをやめました!
 
「私は大丈夫!」と思わずに妊娠したらまずはそんなに動き回らず、妊婦健診の結果を見たり先生と相談しながら適度な運動をするといいと思います。
 
子宮頸管が戻るということはほとんどないそうです。
 
あとで後悔しないためにも慎重に妊婦生活を過ごしてください。
 
幸せな出産経験ができますように。
 

 
読んでいただきありがとうございました。
 
それでは、また今度。