『ダルちゃん②』の感想 ネタバレあり
こんにちは、奏未です!
先月読んだ『ダルちゃん①』に続き第2巻も読んでみました。
その中で心に残った言葉や自分に投影したときの感想などを書きます。
contents
心に残った言葉
ダルちゃんの親友サトウさんの恋人であるコウダさんも実はダルダル星人でした。
ダルちゃんと違うところはダルダル星人であることを隠そうとしていないところ。
ダルちゃんはその姿勢に驚き反発します。
そんなダルちゃんに対してコウダさんの一言が響きました。
以下引用です。
普通の人なんてこの世に一人もいないんだよ。ただの一人もいないんだよ。存在しないまぼろしを幸福の鍵だなんて思ってはいけないよ
自分がチャレンジしたいという思いに蓋をして好きな人と一緒のときを過ごし、結婚して子どもを生んで……という、いわゆる「普通」であることが幸せだと思い込んでいたダルちゃんにとっては、ものすごくパンチのある言葉だったと思います。
この言葉は私にも響いてはっとさせられました。
私も最近「普通」にこだわってたじゃん……
『ダルちゃん②』を読んでいるときは「そうだよね~。私も『普通』を追い求めた時期あったわ~」と過去(中学生くらいのもき)の自分を見ているように感じていました。
けど、先日書いた気持ちが楽になった育児中の言葉という記事を書いているときに気づいてしまったんです。
私、自分どころか子どもにまで「普通」を求めてたわ……!
「普通」これくらいの時期に首がすわるとか、「普通」はもう〇〇できるのに……と自分の子どもと他の子どもを比べていました。
でも、全ての数値が平均値ぴったりだったり、全ての事柄において過半数以上の人の意見と同じ意見を持っている人なんているわけなくて。
そう考えると「普通の人なんてこの世に一人もいない」というのはそりゃそうだと納得できます。
それなのに、気がつかないうちに「普通」を意識してしまう。
「存在しないまぼろし」なのに惨めなものですね……。
改めて自分の愚かさを認識できてよかったです。
まとめ
軽い気持ちで読み始めた『ダルちゃん』ですが、 思っていた以上に考えさせられる内容でした。
今回は「普通」について考えましたが、他にもサトウさんの言葉やダルちゃんとヒロセさんの関係など普段の自分と照らし合わせて考える機会をたくさんくれる本でした。
読んでよかったです。
読んでいただきありがとうございました。
ご参考になれば嬉しいです。
それでは、また今度。