新井賞で話題の『ダルちゃん①』を読んだ感想 ネタバレあり
こんにちは、奏未です!
2019年の目標に掲げた「月に1冊以上読書をする」を実行中です。
その中で話題の 新井賞というのを受賞した『ダルちゃん』の1巻を読んでみました。
ネタバレを含みますので、お気をつけください。
contents
新井賞とは?
そもそも新井賞って何?という方もいらっしゃるでしょう。
毎年テレビでも話題になるし。
新井賞は最近芥川賞や直木賞と同じくらい注目されてきている賞らしいです。
驚きなのが、この新井賞、 三省堂書店有楽町店文芸書担当の新井さんという方が個人的に「いい!」と思った本を発表しているのです。
賞金などはありませんが、新井さんが猛プッシュで売り込んでくれるので有名な賞を受賞した本よりも売れることがあるそうです。
それにしても個人の方が選んだ本がこんなに話題になるなんてすごいですね。
以前新井さんの密着レポートをテレビで見たのですが、本当に本漬けの生活を送っていてこの人がおもしろいと言った本は確かに読んでみたくなるなと思いました。
『ダルちゃん①』感想
「ふつうの人」に擬態しているダルダル星人のダル山ダル美のお話です。
ダルダル星人という宇宙人の話だけど、自分に重なる部分がありました。
ダルちゃんは幼いころはなかなか周りの子に合わせることができなくて苦労していましたが、大人になるにつれて上手に「ふつう」に溶け込めるようになっていきました。
私も周りの子と同じようにならなきゃと思って無理に話を合わせたりしてたな……。 それで本当の自分って何だろうと思う青春時代……(笑)
「ふつう」に徹するダルちゃんは本当の自分を出せる場所がありませんでしたが、あることからサトウさんには本当の自分を出せるようになりました。
私も本当の自分を受け入れてくれる人たちに出会えたから、自分という存在を肯定してのびのびと生きていられるんだなぁとしみじみ。
なんか不思議と自分とダルちゃんを重ねて読んでいました。
誰でも「本当の自分」と「普通」のギャップに戸惑ったり、悩んだりするときがあると思います。
そんなときにこの本を読むと気持ちがふっと軽くなる気がします。
普通でいようとするダルちゃんが愛おしくなる1冊です。
なんだか小学生の感想文のようになってしましました。
本のよさを伝えるのって難しい……。
こんなに しみじみ共感を抱けるマンガは初めてだったので、この本は本棚の宝物になりそうです。
ご参考になれば嬉しいです。
読んでいただきありがとうございます。
それでは、また今度。