『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』の感想
こんにちは、奏未です!
本屋さんで気になった『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』を読んでみました。
料理本っておいしそうな料理が表紙になってたりカラフルな感じが多いのですが、コーナーでひときわシンプルな表紙のこの本に妙に惹かれました。
さらにタイトルが!
今まで何冊かレシピ本買ったけどそれがいらなくなるかもしれないと思うと衝撃で思わず買いましたよ。
と言いつつ、先日紹介した『ポリ袋でつくりおき』も同時購入したんですけどね(笑)
両方とも気になったのだから仕方ないのです。
というわけで、今回は『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』のご紹介です。
この本の特徴
コンセプト
本のタイトル通り「レシピを見ないで料理ができるようになる」ことを目標に書かれた本です。
筆者の有元さんは、レシピに頼って数字通りに作るのではなく、自分の感覚を大事にして料理をした方が楽しくなると書いています。
これができるようになるためには、
- 思いきってやってみる
- ”目指すところ”をイメージする
- 味つけ以前に、食感にこだわる
- 味見をする
まずはこの4つ!
この中で料理=味つけではないと書かれていました。
確かにジューシーさやふっくら感、色の鮮やかさとかも大事だなと思いました。
また、味は味見をしながら調整したり、後から煮つめたりすればいいとも書かれています。
これらからも料理は自分の感覚で楽しく作るという有元さんの思いが伝わってきます。
ほとんどが文章
一般的なレシピ本のように砂糖大さじ1のような表記は全くないです。
料理の写真もその品ごとに掲載されているわけではなく写真コーナー的なページに載っているので、今までのレシピ本のイメージとは全く異なり読み物って感じでした。
だけど、ちゃんと料理のイメージがわくんですよね!
ここが不思議。
フライパンから立ち上る湯気の様子や食材のみずみずしい様子の描写が的確です。
料理ができあがるまでの様子、工程がすっと頭に入りやすく、確かにこれならレシピ本見なくてもいけるかな?!という気になれました。
料理の写真がおいしそう(笑)
これは完璧私の好みです(笑)
料理のお皿は和風で渋い感じ。
料理の色が引き立つようにバックはシックな白と黒。
光の当たり方もかっこよくて食欲をそそりました。
読んだ感想
道具にこだわりあり
まず最初に思ったのは「鉄のフライパン欲しい!」でした(笑)
鉄のフライパンをから焼きして熱くしてから炒めると上手にできると書かれていました。
フッ素加工のフライパンだとなかなか同じようにできないようです……。
他にも中華鍋があればなおいい料理が紹介されていました。
道具選びから考え直した方がいいのかなぁと思いました。
鉄のフライパン買おうかな……。
下ごしらえが大事
道具選びもそうですが、簡単にちゃちゃっとというより手間をかける料理が多い印象です。
もやし炒めはもやしのひげ根を取り除くとか、野菜は炒める前に水につけるとか、鶏肉は塩をして一晩おくなど……
時間に追われる主婦の立場から見ると真似できないかなぁと思うものもありました。
でも有元さんも3人の娘さんを育てた主婦なんですよね。
真似できないと思い込んでるだけなのかも……。
真似できることからやってみたいです!
1つ気になったこと
先ほど少し書きましたが、野菜を水につけておくのはちょっと引っかかりました。
なぜかと言うと、先日読んだ『医者が教える食事術』という本に野菜を水につけるとビタミンが流れ出てしまうと書かれていました。
いくらおいしくなっても、つけることで栄養が損なわれてしまうのはどうかなぁと思いました。
ただ、こういうのはどちらを信じるか、どちらに幸せを感じるかだと思うので個々の判断ですね。
真似したいことがたくさん!
手間や栄養面で気になるところはありましたが、やっぱり真似したいです!
おいしそうな料理のイメージが不思議とわいてくる文章……!
これを読んでしまうとどうしても真似したくなります。
真似しやすいのは「だしいらずでできる かぼちゃの煮物」とかですかね。
やっぱり鉄フライパンは欲しい!(笑)
読んでいただきありがとうございました。
ご参考になれば嬉しいです。
それでは、また今度。